迅速な資金調達が必要なときに便利なファクタリングですが、状況によってはその日のうちに現金化したいケースもあるでしょう。今回はそんな企業や個人事業主の方向けに、即日でファクタリングが可能なおすすめのファクタリング会社を10社紹介します。
また、ファクタリング会社を選ぶ時のポイントや、即日でのファクタリングを実行する場合の注意点についても合わせて紹介します。迅速でトラブルのないファクタリングを行う上で参考にしてください。
即日でできるファクタリング会社選びのポイント
Webの発達やサービス品質の向上により、現在では多くのファクタリング会社が即日での現金化を受け付けています。まずは、ファクタリングを即日で行うときの会社選びのポイントを見ていきましょう。
2社間ファクタリングを行っている会社を選ぶ
ファクタリングには大きく分けて2社間・3社間の2種類がありますが、即日でのファクタリングは2社間ファクタリングで行うのがおすすめです。2社間ファクタリングは利用者とファクタリング会社のみで手続きが進められることから、関係者が少ないために迅速な手続きが可能。即日対応をしている会社も多くなっています。
3社間ファクタリングは取引先の承認を得て進められるため、実行するためには取引先への承認が必要に。多くの会社は即日での現金化に対応していませんし、最短即日と書いている場合も、取引先とのコミュニケーションがスムーズに進まないと現金化が遅れるリスクがあります。
以上の理由から、2社間ファクタリングの方が即日での現金化には適しているため、2社間ファクタリングに対応している会社からサービス利用先を選ぶと良いでしょう。
手数料が低い先を選ぶ
2社間ファクタリングは一般に手数料が高めに設定されている傾向にあります。一般的な相場感として10〜20％というところで、即日対応をする分、相場よりもさらに高めなケースも考えられます。
ファクタリングでは手数料は売掛債権の額面から差し引かれて、残りの部分を現金化できるため、手数料が高いと資金調達できる金額が減ってしまいます。そのため、少しでも手数料が低いファクタリング会社を選ぶことが重要です。
この記事で紹介するファクタリング会社の中には、一桁台の手数料を提示するファクタリング会社もあるので、ぜひ参考にしてください。
必要書類が少なく用意しやすい
利用者側が用意する書類が少なければ、より迅速に資金調達がしやすくなるでしょう。ファクタリング会社が「即日」という場合、利用者側がすべき準備が整った段階で手続きを始めていることが前提となります。
利用者は審査を受けるために、ファクタリング会社がそれぞれ指定する必要書類などを用意する必要があります。書類の準備に要する時間はファクタリング会社の対応速度とは関係ないため、手続きにかかる時間に加味されていません。すなわちファクタリング会社の審査対応が早くても、書類準備に時間がかかれば、即日の現金化は難しくなるでしょう。
必要書類はファクタリング会社の方針により会社ごとに異なります。必要書類が少ない方が、利用者側の準備がしやすく便利なのはいうまでもありません。
また書類の種類についても、住民票など市役所での手続きが必要なものより、銀行の口座通帳のコピーなど通常手元にある書類の方が迅速に用意ができます。必要書類が用意しやすいファクタリング会社を選ぶことも重要です。
オンラインで完結
確実に即日でファクタリングを完結したいなら、オンラインで全ての手続きが完結するファクタリング会社を選ぶのがよいでしょう。
対面での手続きが必要となると、そもそも営業時間内に会社の従業員もしくは利用者自身がファクタリング会社に行かなければ手続きが始まりません。日中に対応できる人がいなければ即日での資金調達は不可能です。
オンラインであれば訪問の手間が省けるため、忙しい時でも対応しやすく、より確実に即日でのファクタリングが可能となるでしょう。
即日でのファクタリング実績
即日でのファクタリング実績が豊富な会社を選ぶとより安心です。現金化を急いでいる状況ではついつい焦って闇雲にファクタリング会社を選んでしまいがち。
ほとんどのファクタリング会社は優良な会社ですが、過去にはファクタリングを装う悪徳業者とトラブルになった事例もあります。また、そこまではいかなくとも、手数料が割高だったりサービスの品質が低い会社に当たってしまうリスクもあるでしょう。
ファクタリング会社が公表している利用者の声や、一般的な口コミサイトなどを見て、評価を確認しておくと良いでしょう。また現金化実績が豊富な会社を選べば、安心して利用できます。
法人におすすめのファクタリングランキングTOP5
ファクタリング会社の選び方を見ても、自分にとって最適な会社がわからないという人も少なくないでしょう。そこでここからはおすすめのファクタリング会社を紹介します。まずは法人向けにおすすめのファクタリング会社5選です。
第1位：PMG
- 2社間なら即日対応が可能
- 必要書類が少なく、現金化までスピーディ
- 手続きはオンラインで完結
- 総合的な成長戦略のコンサルティングも可能
PMGファクタリングは2社間ファクタリング、3社間ファクタリングの双方に対応していますが、そのうち2社間なら即日で現金化が可能です。また申込の際の必要書類は申込書、通帳、売掛債権の写しのみ。役所の手続きが必要な書類がないため、すぐに手続きを始められます。
手続きはオンラインで全て完結するので便利。また、ファクタリング実績も豊富で、秘密厳守を徹底していることの証である「Pマーク」を取得しているため、安心して利用ができます。同社は50万円〜2億円までの売掛債権の資金化に対応。大口でも即日現金化が可能なので、ぜひ相談してみましょう。
また、同社では「総合成長支援事業」や「M＆A支援活動」もおこなっています。即日の現金化で目先の支払いを乗り切った後は、長期的な成長戦略やM＆Aのコンサルティングについて相談してみると良いでしょう。
第2位：資金調達ペイ
- 最短即日の迅速対応
- 必要書類がすぐに用意できる
- 手数料は1〜10％とリーズナブル
- 多額の現金化にも対応可能
資金調達ペイは2社間ファクタリングについて最短即日での現金化を受け付けているファクタリング会社です。同社では請求書をスマホで送れば最短5分で仮審査が受けられます。あらかじめ現金化できそうか確認した上で本審査に進めるので無駄がありません。また、審査通過率は98％と高く、赤字決算の企業でも利用可能です。
また、必要書類は申込書のほかは通帳と身分証明書のみ。どちらも通常手元にあるものなので、すぐに書類を揃えることができます。手数料率は3社間も含めて1〜10％となっており、2社間でも最大10％で済むなどリーズナブルです。会社としての評価も良く、ゼネラルリサーチ社のアンケートによると、顧客満足度や対応スピードで1位を獲得した実績もあります。
また少なくとも2億円までの現金化に対応しているため、大きな金額の請求書を活用したファクタリングにも便利。成長過程にある企業の資金調達にも利用しやすいファクタリング会社です。
第3位：日本中小企業金融サポート機構
- 審査30分・最短即日の迅速対応
- 簡易診断でおおよその調達可能額がわかる
- 手数料は1.5〜10％とリーズナブル
- 非営利の一般社団法人なので安心
日本中小企業金融サポート機構は、本審査が最短30分程度で完了し、即日での現金化が可能なファクタリングサービスです。通常のファクタリングについては最短5秒でおおよその調達可能額がわかる簡易診断を行っています。まずはこちらで調達可能額の目処をつけてから手続きに進むのも良いでしょう。
また同サービスの手数料は1.5〜10％となっています。金額によっては2社間ファクタリングでも一桁台の手数料で資金調達できる可能性があります。同機構は非営利の一般社団法人で、「経営革新等支援機関」として政府の認証も受けている団体です。安心して利用できるほか、同機構を利用すると補助金申請や信用保証協会の保証料の減額などのメリットもあります。
そのほか、事業再生やM＆Aなどのコンサルティングも行っているため、一時の資金調達だけでなく、長期的な成長戦略を実現する上でのサポートも期待できます。
またいわゆる資金調達目的の買取ファクタリングだけでなく、債権の資金回収リスクに対する保険の役割を果たす保証ファクタリングなど、さまざまな形式のファクタリングを実施しています。用途に合わせて賢く使い分けると良いでしょう。
第4位：ペイトゥデイ
- 最短振込まで30分の迅速対応
- 上限なしで大口の現金化も相談可能
- 手数料は1.0〜9.5％と低水準
- 累計申込金額は50億円と実績豊富
ペイトゥデイはオンラインベースで全国対応しているサービスで、最短振込まで30分と短時間で手続きが終わるため、即日での資金調達に便利です。また、金額は下限が10万円ですが上限は特に設定されていません。請求書の評価次第では多額の資金調達にも役立つでしょう。
また、オンラインベースでのサービスによるコストダウンの結果、2社間ファクタリングも含めて手数料の上限は9.5％。必ず一桁台の手数料で資金調達ができるサービスです。多額の資金調達が可能なため法人におすすめですが、個人事業主やフリーランスのファクタリングも幅広く受け付けています。
また、これまでの申込金額は50億円と多額の現金化実績を持つファクタリング会社です。実績も豊富なので、安心して利用できるでしょう。
第5位：QuQuMo
- 金額上限なしで法人に便利
- 最短2時間で資金調達完了
- 請求書・通帳のみで審査開始
- 手続はオンラインで完結
QuQuMoは現金化に対する金額の上限がありません。法人の億円単位の請求書でも、請求書の信用力に問題がなければファクタリングに活用できるため、多額の資金調達をスピーディに実行出来ます。手続き・審査・振込を全て合わせて最短2時間で完了するため、即日の資金調達も容易です。
また必要書類が請求書と通帳のみとなっているため、書類を準備するのにも時間がかかりません。手数料は1％〜となっており請求書の信用力が高いなど審査の評価が良ければ低い手数料で現金化が可能です。
また、同社ではクラウドサインと呼ばれる電子契約書システムにより面談など一切なく、オンラインベースで全ての手続きを完了させられます。電話対応も不要なので、オフィスの仕事が忙しい時にも利用しやすいファクタリング会社です。
個人におすすめのファクタリングランキングTOP5
個人事業主、フリーランスについても、生活費や次の仕事への投資、運転資金などの調達を迅速に進めたいケースもあるでしょう。続いては個人に便利な即日で現金化できるファクタリング会社を紹介していきます。
第1位：ビートレーディング
- 最短5時間で資金調達が可能
- 少額でのファクタリングも受付
- 必要書類が通帳と請求書のみと少ない
- 月間契約数800件と豊富な取引実績
ビートレーディングは調達可能金額の制限がないため、個人事業主が抱えがちな少額の売掛債権でもファクタリングが可能。また、最大買取率は98％すなわち実質の手数料は2％〜です。債権の審査上の評価が高ければ手数料を一桁に抑えることができます。また、必要書類が通帳と請求書の二点のみのため、すぐに準備して手続きを始めることが可能です。
取引件数は3.8万件で累計金額は900億円を突破。さらに毎月800件以上の契約を継続的に行っているなど、取引実績豊富な会社なので安心して利用できます。クラウドサインを通じてオンラインベースで手続きが完了するため、全国どこからでもファクタリングを申し込めます。特に地方在住の方には便利なファクタリング会社です。
第2位：OLTA
- オンライン完結で手間ない手続
- 手数料は2〜9％と上限も一桁台
- 提携金融機関が多く安心
- 累計申込金額は1,000億円を突破
OLTAはオンラインで手続きが完結するファクタリング会社で、面談などが発生しないため、忙しい時でも手間なく現金化を進められます。またオンライン化によるコストダウンにより、手数料は2〜9％と上限でも一桁台を達成。個人事業主に対応している2社間ファクタリングとしては、リーズナブルに資金調達が可能です。
OLTAは多くの金融機関と提携しています。大手金融機関のバックアップを受けながらビジネスを展開しているため、安心して利用することができます。累計の申込額は1,000億円を超えており、豊富な資金調達実績を持つファクタリング会社です。審査にAIを導入しているのも特徴で、迅速かつ公平な審査が期待できます。
第3位：アクセルファクター
- 買取額の下限がない
- 即日対応の実績多数
- 調達額をWeb上ですぐ見積もりできる
- 外部機関からの評価も高い
アクセルファクターは買取金額について下限を設けていません。少額の現金化にも使いやすいファクタリング会社のため、個人事業主やフリーランスの金額の小さな請求書を有効活用できます。
同社では迅速な現金化を重視しており、実に直近は半数以上が即日での現金化を実現しています。確実に当日中に資金が必要な人は、早目に同社に依頼するのが良いでしょう。
その時、調達額の目処については、Web上で10秒見積もりが可能です。売掛債権の規模を入力するだけで、おおよその調達可能額がわかるため便利です。手数料は2〜15％と高めですが、〜100万円までは10％〜、101〜500万円は5％〜、501万円以上は2％〜と金額規模ごとの手数料水準が明記されていて安心です。
日本マーケティングリサーチ機構の2022年の調査では「安心して利用できるファクタリングサービスNo1」に選ばれているなど、外部からの評価も高いファクタリング会社です。
第4位：TRY
- 最短即日で現金化が午後からの手続きでも可能
- 24時間365日電話相談を受付
- 少額でのファクタリングも相談可能
- ビジネスマッチングサービスも実施
TRYもまた即日の現金化が可能なファクタリング会社ですが、特に同社は午後からの手続きでも審査がスムーズに進めば当日夕方の現金化が可能です。ギリギリまで即日現金化のチャンスがある便利なファクタリング会社といえるでしょう。
また、24時間365日電話での相談が可能です。休日や年末年始など多くの会社について連絡が取れないタイミングでも利用できます。また、個人事業主のファクタリングも受け付けており、請求書の質が高ければ少額での現金化も可能。厳格な現金化の下限は特に設けていません。
TRYではファクタリングの他にも企業や個人事業主のビジネスをサポートするサービスを実質的。特に特徴的なのはビジネスマッチングサービスで、目先の資金調達だけでなく、将来のビジネスチャンスを見つける上でも役立ちます。
第5位：ベストファクター
- 手数料2％〜、平均買取率92.2％とリーズナブル
- おおよその調達可能額はWeb上ですぐ確認できる
- 2022年10月時点で60％以上が即日振込を実現
- 年間利用者2,000件超と実績豊富
ベストファクターは実績の手数料の低さが特徴です。まず下限の手数料が2％〜と低めに設定されていますが、過去の平均の買取率は92.2％、逆算すると手数料は平均7.8％と一桁台。多くの人が10％未満での現金化を実現しているファクタリング会社です。
また、おおよその調達金額はWeb上の簡易診断で最短30秒ほどで確認できます。こちらを利用して調達額を見た上でファクタリングの利用要否を検討するのも良いでしょう。
24時間以内の即日のファクタリング対応が可能です。実際には2022年10月時点で61.5％が即日現金化を実現しているため、即日での資金調達が達成できる可能性は高いといえるでしょう。
また、同社は2022年11月時点での過去1年間利用者数が約2,000件と豊富な取引実績を有しています。利用者に関する様々な統計データを公表しているなど、情報の透明性にも配慮されており、安心して利用できるファクタリング会社です。
即日のファクタリングにおける注意点
すぐに現金化できるのは確かに便利ですが、即日のファクタリングを利用する上では注意すべき点もあります。次のポイントを踏まえて、資金調達額が期待外れになったり、トラブルに巻き込まれたりしないようにしましょう。
手数料は高めになる
即日でのファクタリングはほとんどが2社間となります。従っていくら割安な会社を見つけたとしても手数料は高めに設定されるケースが多いです。もし一つの売掛債権でできるだけ多くの資金調達をしたいなら、本当に今資金が必要かを再考してみてください。
1日以上の猶予がある場合、そして取引先の了承が得られそうならば、3社間ファクタリングを利用すると手数料が下がり、5％以内の手数料で現金化できる可能性も高くなります。本当に即日での現金化が必須なのかを考えた上で、最適な手法を選択してください。
悪徳業者に注意
即日現金化をしようとしている人は、資金繰りに焦っていて冷静な判断がしにくくなっている恐れもあります。
今回紹介したファクタリング会社は優良な会社ばかりですが、ファクタリング会社を名乗る業者の中には悪徳業者も存在します。過去には、本来請求されるはずのない利息支払いや債務の肩代わりなどを求められて、トラブルになった事例も。
例え焦ってしまいそうな状況であっても、ファクタリング会社同士を冷静に比較検討したうえで、質の高いファクタリング会社を利用しましょう。
安易に乱用しない
急な資金調達に便利なファクタリングですが、ファクタリングに回す売掛債権が尽きてしまうともちろん利用できなくなります。安易に乱用してしまうと、本当に困った時に手元に債権がなくて打つ手立てがなくなることも。即日での２社間ファクタリングはあくまで緊急時の手段と位置づけて、節度を持って利用しましょう。
今回紹介したサービスの中には、さまざまなコンサルティングなど付帯的なサポートを行う企業もあります。こうしたサービスも適宜活用して、資金繰りを改善する努力を進めるとよいでしょう。
即日でのファクタリングをうまく活用して資金繰りを安定化させよう
現代では即日での現金化を受け付けているファクタリング会社が多数あります。2社間ファクタリングが基本となるため手数料が高くつきやすいため、尚更に質が高く、割安なファクタリング会社を選ぶようにしましょう。
また焦って資金調達を完了させようとして、悪徳業者に引っかかるなどのトラブルに巻き込まれないように注意して下さい。安全なファクタリング会社がわからないという人は、今回紹介したおすすめのファクタリング会社から利用先を選ぶとよいでしょう。
